証券会社における審査のポイントとは?
~未来のIPO企業を支援する、仙台未来創造企業創出プログラム~
- 開催情報
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2020年2月27日(木) /仙台
- セミナー概要
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仙台市主催!地元有力ベンチャーの集いにて証券審査の最新ポイントを語る!
5年以内に株式上場を見据えた仙台市企業を集めた「仙台未来創造企業創出プログラム」で、証券会社における審査のポイントとIT統制とシステムのポイントを解説。仙台に根ずく企業経営者の方々と、本音のIPOを語りました。
- セミナー総括
- ◆証券会社はどこを見ているのか?選ばれる企業になるためには?
第1部「証券会社における上場審査のポイント」では、大手証券会社で長らくIPO支援業務に従事されてきた宝印刷株式会社 常務執行役員 企業成長支援部長 大村氏に、”証券会社”に焦点を当て、各IPOプロセスにおいてステージごとの役割や対応について、細かく解説いただきました。
<当日の論点>- ・証券会社の部署によるちがい
- ・証券会社の審査とは
- ・引き受け審査対応に望まれる対応とは
- ・IPOスケジュールと関わり方
- ・内部管理体制の項目と対応
- ・最近の上場審査をパスしなかった事例 など
後半には、同じく年間数十社のIPO準備会社を支援されている、株式会社タスク 河野氏も参加してのQ&Aセッションを行い、熱い議論がなされました。
※ご参加の方からの質問に答える大村氏(左)と河野氏(右)
<当日の質問抜粋>- ・証券会社側の審査体制はどのようなものか?
- ・証券審査で特に重要視される点は?
- ・証券審査でつまずく企業の特徴
- ・審査に係る費用は
- ・証券会社を選ぶポイントは?
◆IPO準備段階でシステムリプレイスは必要なのか?
第2部では、毎年半数以上のIPO実現企業に利用される「奉行シリーズ」でおなじみの株式会社オービックビジネスコンサルタントより、IT統制とシステムの関係について解説しました。
※当日のレジュメより抜粋
IPO準備に際して、実際に殆どの企業がシステムを変更しますが、なぜそうしたコストを払う必要があるのか。いつ頃にそのような準備が発生するのでしょうか。
※当日のレジュメより抜粋
日本公認会計士協会より発表されている内部統制報告制度の運用についてのレポートでは、ITシステムで担保出来なかった事例が紹介されており、こうした自体にならないような準備が求められています。
※当日のレジュメより抜粋
具体的なチェックポイントをイメージしながら、ITでの実現、社内管理の事例などを紹介いました。
<当日の論点>- ・ユーザーIDの改廃や権限管理と運用
- ・データ連係の管理と確認ポイント
- ・クラウドサービスを利用される上での説明ポイント
- ・海外拠点も加味したITガバナンス
- ・仕訳テストという概念
- ・プログラム管理や、データベースの管理とは など
◆関連コラムはこちら
・宝印刷・タスクが属するIPO Forumネットワーク
「株式上場をめざす経営者の“知恵袋” 専門家集団「IPO Forum」とは? ~新規上場企業の20%超がセミナーを受講する~」
・宝印刷株式会社 大村氏
「IPO 2019年総括と2020年の展望」
・株式会社タスク
「IPOとは何か」
- 講師紹介
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宝印刷株式会社
取締役常務執行役員/企業成長支援部長
兼 プロマーケット事業部長
大村 法生氏1986年に東京大学法学部を卒業後、野村證券株式会社に入社。20年以上にわたりIPO関連業務に携わる。2005年に公開引受部次長、2011年から同部東京エリアヘッドを歴任。2018年に宝印刷株式会社に顧問として入社。同年7月執行役員、2019年7月常務執行役員企業成長支援部長に就任。2021年8月より現職。
宝印刷株式会社 ホームページ株式会社タスク
専務執行役員
河野 真宏氏2006年に株式会社タスクに参画後、IPO関連のコンサルティングに実務家として幅広く従事。大型IPO案件や特設注意市場銘柄解除コンサルティングのプロジェクトリーダーを歴任。また各種セミナーの講師を務める。2017年に常務執行役員に、2018年より現職に就任。現在はコンサルティング事業本部を管掌。
※掲載している情報は記事更新時点のものです。
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