成長スピードを落とさない、M&A後の人事戦略
-企業を動かすのは“ヒト”、失敗事例から学ぶ現実解-
- 開催情報
- セミナー概要
-
謎の調整給、大量離職、保険料の支払いミス、、、
M&A後にシナジーが生み出せない原因は、人事上の課題。
活況のM&A、件数・金額ともに過去最高を更新しています。特にIPO準備中の企業やIPO後数年内の企業におけるM&Aは急増しています。しかし、一方でM&A成功率は約3割とも。
慎重さ、リスク対応が求められる人事領域は、財務・法務と比べて後回しにされがち。しかし実際にシナジーが生み出せない、それどころか営業利益がマイナスという事態に陥ると、「何とかしろ!」と経営者から求められるのも人事領域です。
本セミナーでは、経営者と人事実務者目線で人事PMIの基本ステップから不利益変更対応や労使交渉のポイントをM&Aのプロフェッショナル2名に解説いただきました。
- 当日の様子
-
昨今のM&A全体概要と人事DD(デュー・デリジェンス)と人事PMI(Post Marger Integration)がいかに大事であるかを語るグローウィン・パートナーズ加藤氏。IPO準備企業(n-2からn-1)でのありがちなIPO失敗事例をお話いただきました。
後回しにされがちな人事PMI、しかしM&A成功の肝でもあります。あるべきゴールから逆算した阻害要因を抽出できるDDを行うことの重要性を同社の山本氏が解説。具体的事例をもとにした人事実務担当者向けの対応策に、ご参加の方も大きく頷いていました。
会場からは多くの質問もいただきました。被買収会社のほうが給与面などで条件が良い場合の統合の仕方、モチベーションの上げ方、押さえるべきキーマンの見つけ方など、M&AにおけるPMIの課題に直面している人事の方のリアルなお悩みを聞き、それに対して回答していただくことができました。
また、お客様からいただいたアンケートでは、
・人事の観点でのDDやPMIのポイントが分かりやすかった。
・M&Aの失敗事例から解決策まで詳細に説明いただけた。
・人事DDは優先度が低かったが、それを改める良い機会となった。
などのコメントをいただきました。
■ グローウィン・パートナーズ株式会社のホームページはこちら
- 講師紹介
-
グローウィン・パートナーズ株式会社 AccountingTech事業部/公認会計士 加藤 智紀氏有限責任監査法人トーマツにて東証一部上場企業をはじめ、メーカー、不動産賃貸業、ホテル業、小売等の 幅広い業種/規模の企業に対する法定監査業務、財務デュー・デリジェンス等のM&A業務、 IPO業務、PMI業務に従事。 買収企業の買収後の決算早期化支援、内部統制監査制度の導入支援業務及びIPO支援業務等、多数のプロジェクトマネジメントを実施。 グローウィン・パートナーズ株式会社入社後、不動産業、メーカー、サービス業等のBPRプロジェクト、不動産関連事業のカーブアウト後のPMIプロジェクト、 ERPシステムリプレイスプロジェクト、上場企業向けの経理アウトソース、RPA導入支援等のプロジェクトを多数担当。 買収後の組織再編を実現するために、人事制度統合プロジェクトを実施。グローウィン・パートナーズ株式会社
HRコンサルティング部 部長
山本 怜美氏東証一部上場企業の人事担当としてグループ会社30社の採用・研修・労務・制度構築を約10年間経験し、労使問題交渉、労働基準監督署監査対応、 等級・等級・報酬制度および海外勤務者制度、限定社員制度等、様々な人事制度の構築を担当。 主にM&Aの労務デュー・デリジェンス・人事PMIを専任で担当し、PMI方針の構築から、リテンションプラン作成、従業員の移管(承継・転籍)に係る手続き、 従業員コミュニケーション(交渉・説明会)の企画・実施、労働条件・処遇制度の構築、新評価・新報酬制度の構築、退職金・年金制度の移管、人事関連システム移管、業務統合プロジェクト等戦略からシステム・運用設計領域まで多数担当。 グローウィン・パートナーズ株式会社入社後、東証一部上場企業のM&Aによる人事制度統合プロジェクトを主導している。
※掲載している情報は記事更新時点のものです。
レポート一覧に戻る