メキシコ子会社におけるガバナンス強化・内部監査セミナー -存在感を増すメキシコ子会社の課題と対応策-
- 開催情報
- セミナー概要
-
進出ラッシュから約10年、事業拡大に伴い、存在感を増すメキシコ子会社。グループガバナンス強化には内部監査と子会社の「見える化」
中南米諸国第二の大国、メキシコ。2050年には日本のGDPを抜くともいわれており、日本企業の進出先として依然として人気が高い。2010年の進出ラッシュから事業拡大フェーズへと移行しており、事業規模拡大とともに連結グループの中での存在感も高まっている。
しかし、地理的にも日本から遠いことや、アメリカ子会社の子会社であるといったケースも多く、メキシコ子会社の経営実態が見えにくいという状況が浮き彫りになっている。そこで子会社ガバナンスを強化することが早急に取り組むべく課題だ。
解決策は「内部監査」と「海外子会社の見える化」だ。本セミナーでは、ガバナンス強化及び内部監査の具体的手法、そしてクラウドを利用した会計の見える化を、メキシコ駐在の専門家が解説する。
- 当日の様子
-
第一部、伊東氏より、USMCA(新NAFTA)や、労働者利益分配金(PTU)などを解説いただきました。
監査役・海外事業部の方に多くご参加いただきました。
QA Sessionで内部統制を日本から効かせるためには?という質問に対して、伊東様より「見られている意識の醸成が必要」と回答いただきました。
アンケートには「政治→会計税務→労務の順で網羅的にお話いただけてよかった」「もっと早く参加させていただければ、現地責任者の負担減になっていたと思う。」などコメントをいただきました。
- 講師紹介
-
フェアコンサルコンサルティング メキシコ ゼネラルマネージャー 日本国公認会計士 伊東 秀治氏大学卒業後、中南米(グアテマラ、メキシコ及びコロンビア)で7年半を過ごし、 日本外務省専門調査員としてコロンビアの日本大使館で政務担当を務めた。メキシコ国立自治大学大学院修了。 日本帰国後、有限責任あずさ監査法人において製造業、ホテル業、流通業等の会計監査や、 アドバイザリー部門にてM&Aデューデリジェンス、事業再生支援業務、不正調査業務等に従事。 2013年にフェアコンサルティングに参画し、ベトナムのホーチミンで会計・税務・会社設立業務に従事した後、 2016年より、西語を駆使し、世界で最も日系企業が急増している地域の一つであるメキシコ中央高原で日系企業を精力的にサポートしている。 日本貿易振興機構(ジェトロ)中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーター。(メキシコ)株式会社フェアコンサルティング シニアコンサルタント 税理士 柴田 暁氏パナソニック株式会社で38年間、一貫して経理職能として従事。 メキシコ・グアナフアト大学に社内留学後、ベネズエラ製造会社CFO、パナマ販売会社CFO、 米国マイアミにて中南米地域統括会社CFOとして勤務し海外駐在は延べ15年に及ぶ。 本社にて税務責任者を務めた後、定年後は子会社にて、グループ幹部人材の財務教育、海外経理幹部人材の育成のため各国を巡回指導した。 フェアコンサルティングにおいては、メキシコ拠点オペレーションをサポートするとともに、 長年の実務経験を活かし、グループ各拠点に対し適切な助言を行っている。 また、グアナフアト大学(西語)、神戸大学大学院(英語)、関西学院大学、 福岡・熊本国税局等で経営・財務管理等の講演も行っている。
※掲載している情報は記事更新時点のものです。
レポート一覧に戻る