上場を見据えた人材獲得の新たな選択肢、プロシェアリングとは
2022年1月25日
1.はじめに
上場準備には3年前後の期間がかかるといわれますが、この期間に対応すべき経営課題は多岐にわたります。そして、この経営課題を解決できる人材の獲得(正社員雇用や外部コンサルの活用)とそのコストが、上場を目指す企業にとって、上場を足踏みさせる要因にもなっています。
しかし昨今、それらの課題を解決する新たな人材獲得の方法が注目されています。それは「プロ人材」の活用です。
本コラムでは、上場を実現するための新たな選択肢「プロ人材」とその活用方法についてお話しします。
しかし昨今、それらの課題を解決する新たな人材獲得の方法が注目されています。それは「プロ人材」の活用です。
本コラムでは、上場を実現するための新たな選択肢「プロ人材」とその活用方法についてお話しします。
2.上場実現に向けた必要人材の確保は困難を極める
従来は、上場のための人材を正社員雇用すること及び専門領域に関してはコンサルティング会社に外注することが一般的でした。しかし昨今は、上場に関連する①経営課題の多様性、②人材コストの高まりを背景として、これまで以上に必要人材の確保が困難を極めています。
このように必要人材の確保が困難を極める中、注目されているのが上述のプロ人材です。
①経営課題の多様性
- 上場準備と言うと、資本政策、財務報告や決算開示、内部管理体制、監査関連や取引所審査などバックオフィス系のミッションをイメージする方が多いと思います。これらに対応できる人材の確保も課題となりますが、実際は上場を目指す企業の成長戦略(中期経営計画)が上場準備の足枷となっているケースが少なくありません。例えば、営業戦略、これを実践するための組織開発やデジタルマーケティング、広報・PRなど、フロント・ミドルオフィス系の経営課題があげられます。
②人材コストの高まり
- 上記の経営課題の全てを、正社員雇用やコンサルティング会社への外注でまかなうのは、コスト面からもハードルが高いのではないでしょうか。特に、これら経営課題はプロジェクトベースで稼働するものが多いため、正社員を雇用しにくい(プロジェクトが終わったら役割が終了してしまう)業務でもあります。
このように必要人材の確保が困難を極める中、注目されているのが上述のプロ人材です。
3.プロ人材とは
ここで言うプロ人材とは、特定領域・職種において専門的な経験・知見を有した個人事業主(フリーランス)や副業・兼業層、現役経営者を指し、採用市場では出会うことが困難な即戦力人材です。
上場準備ステージを含め、企業の成長ステージ(創業期・成長期・成熟期)ごとに、どのような領域のプロ人材が存在するのか、以下に示します。
▲ステージごとのプロ人材(サーキュレーションの例)
上場を目指す企業の経営課題は、上図の創業期~成長期における課題及びステージ共通の課題があげられます。新規事業開発、販路開拓、営業強化、中期経営計画策定、マーケティング戦略、その他ブランディングやバックオフィス系等、課題は多岐に渡ります。
上場を目指す企業にとって、正社員雇用は企業の土台作りとして必要ですが、これだけの課題をすべて正社員雇用で解決することは現実的に不可能といえます。プロジェクト単位でプロ人材を活用することは、大きな成長段階にある上場準備企業こそメリットがあるのではないでしょうか。
上場準備ステージを含め、企業の成長ステージ(創業期・成長期・成熟期)ごとに、どのような領域のプロ人材が存在するのか、以下に示します。
▲ステージごとのプロ人材(サーキュレーションの例)
上場を目指す企業の経営課題は、上図の創業期~成長期における課題及びステージ共通の課題があげられます。新規事業開発、販路開拓、営業強化、中期経営計画策定、マーケティング戦略、その他ブランディングやバックオフィス系等、課題は多岐に渡ります。
上場を目指す企業にとって、正社員雇用は企業の土台作りとして必要ですが、これだけの課題をすべて正社員雇用で解決することは現実的に不可能といえます。プロジェクト単位でプロ人材を活用することは、大きな成長段階にある上場準備企業こそメリットがあるのではないでしょうか。
4.プロ人材の活用方法、プロシェアリングとは?
しかし実際に、上場準備企業がプロ人材を活用しようと思っても一筋縄ではいきません。
なぜならば企業が経営課題ごとにプロ人材を探すことは事実上不可能だからです。
経験・知見が豊富な専門性の高い人材は独立しフリーランスとして活動するケースも多いため、求人広告・人材紹介・ヘッドハンティングなどの通常の方法では見つけることが出来ません。プロ人材とプロ人材を求めている上場準備企業が出会うことができないという負のスパイラルが起きているのです。
そこで活用すべきは「プロシェアリング」です。
プロシェアリングとは、外部のプロ人材の経験・知見を複数企業でシェアし、経営課題を解決する新しい人材活用モデルです。
たとえば当社、株式会社サーキュレーションが提供する「プロシェアリング」では、外部のプロ人材活用に精通したプロシェアリングコンサルタントが、採用市場では出会うことが困難な即戦力プロ人材と共に、最適な課題解決のアプローチを提案、課題解決まで伴走します。
▲人材サービスやクラウドソーシングとプロシェアリングの違い
一般的な人材サービスやクラウドソーシングとの違いは以下の通りです。
上場を目指す企業の乗り越えるべき壁は年々高くなっています。自社の力だけで壁を乗り越え、上場を実現することは難しいと言わざるを得ません。
必要なときに必要なだけプロ人材の力を借り、上場への壁を乗り越えることが、上場実現への近道なのではないでしょうか。
■プロシェアリングは上場実現への近道!上場準備関連のプロシェアリング活用事例
・わずか2年でマザーズ上場に成功、知見ゼロの状態からのIPO推進
・株価3倍、企業価値を高めるIR戦略で東証一鞍替えに成功
・IPOやM&Aなど事業の承継に関するご相談はこちら
なぜならば企業が経営課題ごとにプロ人材を探すことは事実上不可能だからです。
経験・知見が豊富な専門性の高い人材は独立しフリーランスとして活動するケースも多いため、求人広告・人材紹介・ヘッドハンティングなどの通常の方法では見つけることが出来ません。プロ人材とプロ人材を求めている上場準備企業が出会うことができないという負のスパイラルが起きているのです。
そこで活用すべきは「プロシェアリング」です。
プロシェアリングとは、外部のプロ人材の経験・知見を複数企業でシェアし、経営課題を解決する新しい人材活用モデルです。
たとえば当社、株式会社サーキュレーションが提供する「プロシェアリング」では、外部のプロ人材活用に精通したプロシェアリングコンサルタントが、採用市場では出会うことが困難な即戦力プロ人材と共に、最適な課題解決のアプローチを提案、課題解決まで伴走します。
▲人材サービスやクラウドソーシングとプロシェアリングの違い
一般的な人材サービスやクラウドソーシングとの違いは以下の通りです。
①人材サービスとプロシェアリングとの違い
- 専門的な課題・業務について、有期でプロ人材を活用。人件費を固定費用にすることなく、必要なプロを必要な時間だけ活用可能。
②クラウドソーシングとプロシェアリングの違い
- 専門業務を担うプロ人材を法人が活用。玉石混交でなく、法人の経営課題に特化したプロを専門業務にアサイン可能。
上場を目指す企業の乗り越えるべき壁は年々高くなっています。自社の力だけで壁を乗り越え、上場を実現することは難しいと言わざるを得ません。
必要なときに必要なだけプロ人材の力を借り、上場への壁を乗り越えることが、上場実現への近道なのではないでしょうか。
■プロシェアリングは上場実現への近道!上場準備関連のプロシェアリング活用事例
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・IPOやM&Aなど事業の承継に関するご相談はこちら
執筆
株式会社サーキュレーション
プロシェアリング本部 「人が繋ぐ事業承継」サービス マネジャー
久保田 哲隆氏
プロシェアリング本部 「人が繋ぐ事業承継」サービス マネジャー
久保田 哲隆氏
大学卒業後、監査法人トーマツ(現「有限責任監査法人トーマツ」)にて多業種・30社程度の会計監査、J-sox、IPO支援業務に従事。その後、BIG4系M&Aコンサルファームにて事業承継・再生支援、M&Aアドバイザリー業務や、ファイナンス、組織再編、事業立ち上げ等の各種コンサルティング業務を幅広く管掌。
2019年、株式会社サーキュレーションのビジョンに共感し参画、事業承継・M&Aサービスである「人が繋ぐ事業承継」サービスを立ち上げる。「M&A」×「プロシェアリング」の新たなスキームで、M&AやIPOなど財産の承継のみならず「人・組織」「成長戦略」の観点からも幅広く支援。
2019年、株式会社サーキュレーションのビジョンに共感し参画、事業承継・M&Aサービスである「人が繋ぐ事業承継」サービスを立ち上げる。「M&A」×「プロシェアリング」の新たなスキームで、M&AやIPOなど財産の承継のみならず「人・組織」「成長戦略」の観点からも幅広く支援。