ベンチャー企業のための資金調達の方法とビジネス成功のノウハウ
- 開催日時
- 2016年12月21日(水) 14:00~18:00/東京
- セミナー総括
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2016年12月21日に「ベンチャー企業のための資金調達の方法とビジネス成功のノウハウ」セミナーをイトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで行いました。
前半は創業者の必読書「創業手帳」を手がけるビズシード株式会社の大久保社長を司会進行役にお迎えし、事業を拡大させるために必要な実務ノウハウ、ベンチャー企業を成長させるコツをテーマにお話いただきました。
ブレイクタイムを挟み、後半はIPO支援側である株式会社タスクと創業者であり、ベンチャー支援を行っている日本商業不動産保証の代表取締役をお迎えし、トークセッションを行いました。
定刻の14:00。
サイドテーブル付きの椅子のおかげか、参加者同士の距離が近くリラックスとしたムードで始まりました。まずは、ビズシード株式会社の大久保社長より、ビズシード株式会社を創業するまでのお話、創業後の話、そして未来のビジョンをお話いただきました。 服装はもちろん、「創業手帳」とプリントされたTシャツ姿。ほぼ毎日そのTシャツを着ているようで、会社への想いが伝わってきました。
大久保社長からは創業手帳がどのよう歩んできたか、目標を5つ掲げて細かい改善を貼っておく、など業務の進め方もお話していました。
その後、ブレイクタイムとして、参加者同士の交流の時間が設けられました。
初めて会ったもの同士、会話が弾むのかなと少し心配しながら見ておりましたが、さすが社長。
どの組もとても盛り上がっており、話が尽きない様子でした。
やはり、創業者しか経験しない苦労や、悩み、喜び、会社への想いなど共通の話題も多いのではないかと思います。
このようなことをきっかけに繋がりができ、更にはビジネスにも発展する可能性も十分にありますので、貴重な場だったのではないかと思います。
さて、後半はがらりと変わり、トークセッション。 IPOのコンサルティング会社である株式会社タスクの代表取締役 竹山徹弥氏と、オフィス移転の際にかかる敷金・保証金が半額になる「保証金半額くん」でお馴染みの、株式会社日本商業不動産保証の代表取締役 豊岡順也氏をお迎えし、ファシリテータは大久保社長で始まりました。
豊岡社長には企業のきっかけや、前職とベンチャー企業の違いで実感していること、資金集めの方法や苦労したこと、竹山社長には最近のベンチャー企業のIPO状況やIPOのメリット、デメリットを中心にお話いただきました。
印象に残ったキーワードは、やはり「IPO」。
IPOをすることで得られる世間からの信用度は依然として高く、資金を調達するうえでよい方向に働くことが多い。
また、IPOを行うことにより、付き合う人、取引先ががらりと変わる。
しかし、竹山社長はIPOをすることにより”責任やリスクが生じる”ことも語っておられ、資金調達のためにIPOを目指す、という安易な考えではなく、IPOはゴールではなくスタート地点に過ぎない、ということを肝に銘じた参加者も多かったのではないでしょうか。
- スタッフ後記
- 実際にIPOの現場、ベンチャー企業の現場にいる両者の生々しい声を聞くことができたトークセッションでした。社長同士の交流の場も設けられており、この場をきっかけに繋がりができましたら幸いです。ご参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。
※掲載している情報は記事更新時点のものです。
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