IPO Forum
~最新トレンドを確認!ここは”外せない”IPOのポイント~
- 開催日時
- 2017年2月9日(木) 13:30~17:00/東京
- セミナー総括
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2017年2月9日に品川フクラシアクリスタルスクエアにて、IPOを目指す企業に向けて、税務・法務・労務・会計・IPO支援の専門家を招きIPOの最新トレンドや動向をお伝えする「IPO Forum」を開催しました。
今回は、冷たい小雨の降る中、144名の方にご来場いただきました。
1部では、IPO支援の第一人者である竹山徹弥氏(株式会社タスク 代表取締役)、大手監査法人で長らくIPOを担当された圡屋憲氏(あいわ税理士法人)、IPOに強い社労士である土屋信彦氏(アイ社会保険労務士法人 代表社員)の三名をお招きし、最新トレンドを交えながらIPOをするうえで”ここだけは外せない” ≪事業計画書≫、≪監査法人対応≫、≪人事労務≫をトークセッション形式で解説して頂きました。
2部では、大手証券の法務顧問もご担当される高野大滋郎氏(TMI総合法律事務所)より≪IPO審査における法務的検討≫を、資本政策の専門家である杉山康弘氏(あいわ税理士法人 代表社員)より≪失敗しないための資本政策の勘所≫について解説して頂きました。
定刻13:30。
大勢の参加者にお待ち頂く中、司会挨拶の後に1部のトークセッションが始まりました。
竹山氏より、最近のIPO状況、特に厳しくなった審査対応の現状などのお話頂きました。 一番のポイントとなる、事業計画書の描き方については熱心にメモを取られる参加者が多くいらっしゃいました。 その後、証券会社や監査法人の現状と事業会社への対応変化について、圡屋氏にご案内いただき、土屋氏には、IPOをする際の人事労務分野でのポイントや、昨今、国をあげて取組みが始まった残業規制や、年々厳しくなる未払い残業代を主なテーマとして解説して頂きました。
IPOを軸に、支援側・事業計画書・監査法人対応・人事労務という多方面の話を一度に聞くことで、総合的な理解につながったと好評でした。
最新のトレンドとしてはやはり「審査ポイントの変化・厳格化」。
1部が終わり、休憩時にはカタログコーナーに立ち寄る方も多く見かけました。
続いて、第2部の「”事例から学ぶ”IPOポイント」が始まりました。
まずは、高野氏をお迎えし、IPOにおける法務審査のポイントとして具体例を交えながらIPO審査の実質基準やIPO審査時に問題となる法的事項を解説していただきました。
ポイントは、「IPOの足かせとならない法務問題を未然に防ぐこと」。
続いて、杉山氏をお迎えし、IPOをするうえで失敗しないために知っておきたい資本政策のポイントを説明して頂きました。
ポイントは「具体的な数字を入れること」。
あいわ税理士法人で実際に使われている、資本政策スケジュールシート (※)も参加者に配布され、IPOを目指す方であれば実際に数字を入れて計算し、具体的な数字を見てほしいということを強調されていました。
※資本政策スケジュールシート:
数字を入れることで資本政策を行ううえで必要な数字が算出される独自のシート。
当日は、既に数字の入った印刷物を配布。
第2部が終わる頃には冷たい雨は雪に変わり降り続いていましたが、会場は熱気に包まれたまま終了となりました。
- スタッフ後記
- IPO Forumに参加し、IPOをするためには従来からの審査ポイントを押さえると共に、時代の流れに沿った対応も求められてくると感じました。 今後も、IPOを目指す方に必要なセミナーの開催に努めてまいりますので宜しくお願いいたします。参加された皆様がIPOされることを楽しみにしております。
※掲載している情報は記事更新時点のものです。
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