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未収金

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未収金 とは

OBC360°用語集

未収金とは、正式名称を「未収入金」といい、本業で取り扱いのある商品・サービス以外のものを売却して代金が未回収のものや、本業の営業取引で生じた「売掛金」以外の債権を指します。具体的には、有価証券や備品などの固定資産を売却した際の未回収金、不動産賃貸業者でないものが行う不動産の賃貸収入の未回収金、ファクタリングを利用した際の未回収金などが該当します。
医療分野では「治療未収金」「治療未収入金」、建築分野では「完成工事未収入金」など、業界特有の勘定科目を使うことがありますが、未収金と同じ意味で用いられます。

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未収金は、貸借対照表では「資産」に属しますが、入金期限によって「流動資産」もしくは「固定資産」に区分されます。入金時期が貸借対照表の日付の翌日から1年以内である場合は、「未収金」として流動資産扱いに区分されます。入金時期が1年を超える場合は、「長期未収金」として固定資産になります。

●仕訳の具体例

<会議室のテーブルセットを50,000円で売却し、後日代金を振込で受け取った場合>

売却時
借方 貸方
未収金 50,000円 雑収入 50,000円
後払いで代金を受け取った時
借方 貸方
普通預金 50,000円 未収金 50,000円

未収金は、営業取引によって生じた代金で未回収である「売掛金」や、継続的な取引において計上する「未収収益」と混同されやすいため、勘定科目を選ぶときには注意が必要です。特に、営業利益と評価される「売掛金」とは異なり、未収金の高さは不正会計への疑いに繋がります。融資を検討する際は、売掛金と未収金のバランスや計上ミスに気をつけるようにしましょう。

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